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デフレでも利益率の高い企業

昨日の日経新聞に「サイゼリヤが営業利益が5割増」と掲載されていました。

サイゼリヤはご存じの通り低価格てイタリア料理を提供しています。

「ミラノ風ドリア」が299円、「ハンバーグステーキ」が399円と驚くほどに安いです。

それでいて売上高990億円、連結営業利益が前期に比べ5割増の140億円です。



私が驚くのは14%もある営業利益率です。

これは飲食業界では驚異的に高い数字です。

価格を高くして利益率が高い飲食店は良くあります。


これほどの低価格で高利益率を出すのは企業努力しかありません。

材料費の仕入れルートが独自であるにしても、それは大手飲食チェーンでも同じです。

それでもそれほど利益率は高くありません。

例えばジョナサンは21年度決算では売上485億2千2百万円、営業利益26億3百万円、営業利益率5.4%です。



売値が安いのに仕入れ値は同じ。それでいて利益率が高いのは、材料費以外のコストの削減しかありません。

コストの削減はどこの会社でもやっているでしょうが、サイゼリヤの取り組み方が違います。



その一例として以前テレビでも紹介されていましたが、掃除も掃除機で隅々まで掃除するより、特注の幅の人いモップで1~2回拭けば済んでしまう。

目的は「きれい」することで、如何に短時間掃除をするか、秒単位・分単位の積み重ねでコスト削減をしています。



以前お菓子の「柳月」の田村社長の話を聞いた時も同じことを言っていました。

「家族3人が500円以内で生洋菓子が買える」価格設定をしています。

その価格は他社に比べ大変安いです。

それでいて美味しくなければなりませんから、同業者と同等かそれ以上の材料を使います。

それで利益率を10%保つにはやはり企業努力です。



工場生産性を上げるため、今までの無駄な遊び時間を無くすために、秒計算で歩ける効率を考えて機械配置をします。

「5歩」歩いてモノを取りに行っていたところを、「1歩」で済むようにします。

4歩少なくなると2秒短くなります。1日にその作業が100回行われると200秒、3分20秒です。


100人が同じようにして効率が高くなると、工場全体で5時間30分以上の時間の余裕が出来ます。

それが生産性の向上に貢献しています。


小さな改善の積み重ねが会社の方針である「3人家族が500で生洋菓子は食べれる」になり、利益率が高くなるのです。


計画を立てる時は大きな数字で押さえ、実行する時は秒単位の小さな数字を積み重ねる

この二つが両輪となって企業は大きくなるのだと改めて考えさせられました。
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ジャンル : ビジネス

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