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利他の心を判断基準にする

今日も昨日に引き続き「京セラフィロソフィ」勉強会について書きます。

今日は「利他の心を判断基準にする」です。

稲盛さんは

「私たちの心には『自分だけが良ければいい』と考える利己の心と、『自分を犠牲にしても他の人を助けよう』とする利他の心があります。

利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、誰の協力も得られません。

自分中心ですから視野も狭くなり、間違った判断をしてしまいます。

一方、利他の心で判断すると『人に良かれ』という心ですから、周りの人みんなが協力してくれます。

また、視野も広くなるので、正しい判断が出来るのです。

より良い仕事をしていくためには、自分だけのことを考えて判断するのではなく、周りの人のことを考え、思いやりに満ちた『利他の心』に立って判断するべきです。」


と言っています。


人は「利他の心」と聞くと、「経営は競争社会で勝ち抜くことだ。『利他の心』と言っては会社が倒産してしまう」と思う人が多いと思います。

稲盛さんもそれについて言っています。

「私が利他とはそのようなものだという話をすると『何をきれいごとを言っている。

お前だって商売人ではないか。10%以上の利益率でなければ儲かっているうちには入らないなどと言って利益を追求していながら、一方では人を助けよとは矛盾も甚だしい。

人を助けながら経営をやっていいたら、10%の利益など出るわけがないと言う人がいます。」

それに対して

「利他の心の究極は自分の命を犠牲にして相手を助けることです。

でも、それでは命はいくらあっても足りません。

誰もが皆この現世に生まれ来て、1回しかない貴重な人生を必死で生きています。

だからこそ、この世では森羅万象あらゆるものが共生し、共存していかなければなりません。

自分の生き、相手も生かす。つまり地球にある生きとし生けるもの、全てのものが一緒に生きていけるようにすること、それが利他なのです。そういう意味で、決して矛盾していないはずです。」


稲盛さんは「利他の心」を話す時「小善は大悪に似たり。大善は非情に似たり」ということも話します。

「利他と言ってつまらない善をなすことがかえって相手を悪くする。時には非情と言われる利他の仕方がある」と言います。


また、稲盛さんは「利他の心」を話す時、「利己の心」は神様が人間に与えてくれた生存の本能であると認めています。

しかし人が共生、共存するためには「利己の心」を放置するのでなく、「利他の心」で生きることの大切さを言っているのです。

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ジャンル : ビジネス

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