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廃用症候群

前回は「東日本大震災から見た誰もが暮らしやすい仮設住宅」という講演の話を書きました。

今日はその続きになります。


大震災が起き、それを逃れて最初に入るのが第1次避難所です。

その次に仮設住宅に入る人が多いようです。

講演をされた菊地氏は理学療法士ですので、住民の健康状態にも関心を持って対応したそうです。

その中で健康だったお年寄りが体調を崩していくケースが多くみられまたと話していました。

そのような症状は「廃用症候群」といいます。

「廃用症候群」とは、何かの事情で身体を使うことがなくなると、筋肉が萎縮し関節が固まってしまう状態のことです。

そしてその症状は意外と速く進行してしまいます。

何もしないでいると筋力低下は、1週目で20%、2週目で40%、3週目で60%になって行きます。

また、この筋力低下を回復させるためには意外に長くかかります。

1日間の安静によって生じた体力低下を回復させるためには1週間かかり、1週間の安静により生じた体力低下を回復するには1か月かかると言われています。

災害を受け避難した人達は、気力も体力も落ち込み、何もする気が無くなっています。

何もすることも無く、体育館などでただ横になっていることが多くなります。

でも、手伝いをしてくれるボランティアの人達が来てくれます。

食事なども作ってくれます。

洗濯もしてくれます。

若い人達はまだ外に出歩くことが多いでしょうが、お年寄りや障害者は動くことがほとんどないようです。

「廃用症候群」になりやすいのはお年寄りや障害者です。

この「廃用症候群」にならない為の仕組み作りも支援活動に組み込まれる必要があると思われます。


何もしない状態が続くと、若い人も身体ばかりでなく精神的にも弱くなります。

食事作りや洗濯などは日常的なことは自分達でするようにします。

支援する側は、避難した人達が自分達の出来る仕事を作って上げ、生きがいを見つけるサポートに力を入れるようにするのです。

本当の復興とは自立して、元の生活、それ以上の生活が出来るようにならなければなりません。

その為の支援こそが本当の支援です。


無条件で優しいばかりがその人のためでは無いと思います。

言うのが辛くても、時には「叱咤激励」も必要かもしれません。
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ジャンル : ビジネス

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