旅館「澤の屋」

昨日の日経新聞に旅館「澤の屋」の澤さんのことが大きく掲載されていました。

懐かしく読みました。

澤さんは東京谷中にある昔ながらの日本旅館「澤の屋」のご主人です。

私が東京でホテルの支配人をしていた時、澤さんにはお世話になりました。

当時私のホテルの宿泊稼働率が非常に悪く30%台でした。

そこで海外からの旅行客を獲得したいと思い、教えを請いに何度かお伺いしました。

澤さんはご自分も苦労した経験があり、惜しみなく私に多くのことを教えていただきました。

初めての外国旅行客からの予約の受け方、キャンセル防止の方法など実際役に立つことばかり。


今、中国人を中心に多くの外国人が来日するようになっています。

以前は外国人の旅行客は少なく、また欧米人がほとんどでした。

宿泊するのはシティホテルがほとんどです。

その中で「澤の屋」さんは宿泊稼働率90%以上で、宿泊客はほとんどが外国人です。


「澤の屋」さんは昔ながらのビジネス旅館で、和室が6畳、8畳間。

部屋には風呂もトイレもありません。

当時、日本のビジネスマンはビジネス旅館を敬遠して、ビジネスホテルに泊まるようになっていました。

そのような流れの中で澤さんは生き残りをかけ、お客様のターゲットを外国人に絞ったのです。

日本人から見れば、バストイレもない畳の部屋に外国人が泊まるのかという疑問がありましたが、外国からの旅行者は好んでこの旅館に泊まりました。

そして口コミでどんどんお客が増えていきました。

また同じように昔ながらのビジネス旅館で集客に苦しんでいた仲間と「ジャパニーズイングループ」というも作りました。

そして情報の共有を図ったのです。


なぜ外国人旅行者に人気があるかといえば、彼らは日本の日常の生活体験をしたいのです。

自国では家族1人1人に部屋があり、寝る時も1人。

それがこの「澤の屋」に泊まると、親子が川の字になって布団で寝ます。

ビジネスで来日すると帝国ホテルに泊まる人でも、プライベートでは「澤の屋」に泊まります。

それが彼らにとって新鮮であり、日本の生活が体験できると言います。

澤の屋」の近くの食堂に依頼し、外国の旅行客には日本らしい料理の提供を、郵便局にはわかりやすい案内をお願いしたり、地域ぐるみで「おもてなし」をしていました。

草の根的「おもてなし」です。


澤さんは年に1度、海外に奥さんと旅行に行くと言っていました。

「澤の屋」に宿泊した外国のお客様から、是非来て欲しいとの招待を受けるそうです。

新聞の記事では、澤さんは「観光は平和のパスポート」と言っています。

澤さんのお仕事そのものが外国との架け橋になっているように思います。
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