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のれん分け

2日前に「俺のイタリアン」という店について書きました。

また、その経営者の坂本孝さんのこともご紹介しました。

昨日、その坂本さんが経営しているVALUE CREATE株式会社のホームページを読んでいて「成程!」と思ったことがありましたので改めてご紹介します。


坂本さんが自社のホーページ上にメッセージを書いています。

その中で、新しく飲食業を選んだ理由を次のように書いています。

「世の中の多くの事業は、一般には強くて大きくなければ勝てないと言われていますが、飲食事業に限っては『小さくても勝てる』業種なのです。

例えば、30坪の小さな本屋の隣に1000坪ものブックセンターができてしまったら勝てる可能性はありませんが、10坪しかない居酒屋の隣に100坪の居酒屋チェーン店があったとしても勝てるのです。

なぜならば、同じ原材料であっても味やサービスなどでそれぞれの付加価値を提供することができるからです。」

これを読んでセブンイレブンを日本に入れた鈴木敏文さんの言葉を思い出しました。

「大型ショッピングセンターが近所に出来たから小さな店は太刀打ちできない」という考えを打破したいと思ってセブンイレブンを日本に入れたと言っていました。

規模が小さくても勝てる業種や方法があるということを教えてくれています。


坂本さんはまた飲食業を始めた第一の理由を上げています。

「私は誰もが成長と共に独立できる土俵を作ることが夢でした。

いわゆる『のれん分け制度』です。

そこで、のれん分けがしやすい業種は何かと考えたときに、『飲食事業』というひとつの答えが浮かびました。」

これも「成程!」と思いました。

この「のれん分け」という制度は昔から日本にありました。

今で言えば、親方がする「起業支援」です。

でも今の日本ではあまり聞いたことがありません。

坂本さんは「のれん分け」という考えで、「起業支援」をしようとしています。


自営業をする人は1980年代以降減少しています。

総務省の資料によると80年代初め940万人だったのが、今年の6月で564万人と、この30年で4割減少しています。

坂本さんがしようとしている「のれん分け」はこの自営業者を増やすことになるのです。

坂本さんのメッセージを読んで、「のれん分け」も「起業支援をする」1つの考え方だと考えさせられました。
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テーマ : 社長のブログ
ジャンル : ビジネス

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